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岐阜県飛騨市にて高齢者買い物支援対策

移動スーパー「まごころ けいちゃん」を開業 (2016年5月11日より)

移動スーパー「まごころ よしさん」を開業

(2017年8月21日より)

運行地域 

飛騨市神岡町全域、古川町(一部)、高山市上宝町(一部)

 買い物が不便な時代になってきたと痛感したのはふとお店から外の景色を見ていた時だった。お年寄りが押し車を押して、杖をつきながら一歩ずつ一歩ずつ雨の日は傘を差しながら、夏の暑い日は日陰で休みながら重い荷物を持って歩く姿・・。 

 車社会になり、近くの商店より遠くの安いお店へと人が流れた十数年の月日が町の形を変化させた。これはどこの町でも起こっている現象だと思う。個人商店の衰退、人口の減少、年齢の高齢化。人との関わりが少なくなり、一日テレビだけを見て過ごすという高齢者も少なくない。

 なにか、買い物のいうツールで人と人との関わりあいを持ち、「一日一笑」の日々を取り戻せないだろうか・・・。と考え、昔の言葉で言う「行商」「御用聞き」を思いついた。昔のような「御用聞き」では今の高齢者には通用しない。なぜならスーパーでありふれた商品の中から選ぶ楽しさを知ってしまったからである。あれが欲しい。あれはないの?と・・・。

 商品は車に積んで(「行商」)、お客様のもとへ。そして無い物は(「御用聞き」)、次回訪問時に持っていく。現代版「御用聞き」である。

 多くの人に利用していただきたいが、移動スーパーが来たせいで買い物に行かなくなり余計に家から出なくなっては健康に良くない。体を動かす事も大事なこと。元気でないと笑えないから・・・。だから自分で買い物に行ける時は行って、思い物やかさばる物、買い物に行けない時に利用してもらえる環境を作って行きたいと考えている。初めての試みなので、やってみないとどのような形に変化していくのか未知数であるが、便利すぎない便利なスーパーになれたらと思います。

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